お庭を持つとイヤでも直面するのが "雑草問題"
これまでもいくつか雑草対策についてまとめてきましたが、今回は『手入れがしにくい庭』にテーマを絞ってまとめてみました♪
手入れの要らないメンテナンスフリーのお庭についてはまとめている人が多いですが、では逆に手入れのしにくい"おススメしない庭"ってどんな感じか気になりませんか?
私たち、お庭のプロが"提案しない庭"、自分のお庭に当てはまっていないかチェックしてみてはいかがでしょうか?☑
提案しない1.土の上に直接砂利敷き
DIY等で、砂利を敷けばある程度の雑草対策が望めると勘違いして、土の上に直接砂利を敷いてしまうケース、リフォーム外構の現場で度々お見かけします(*_*)
必ず防草シートとセットで施工してください!!
砂利を敷いただけでは雑草対策にはなりません⚠ それどころか、時間が経つと砂利が土に沈み込み見栄えしない印象になります。
さらに、いざ撤去しようとしても、土に直接敷いてしまうと砂利だけをキレイに取り除くのは不可能。汚れてしまった砂利は再利用も難しいので、せっかく敷いても結局は処分する羽目に...。
※防草シートと合わせて施工する場合も 砂利を厚く敷くのはNGです× 厚く敷きすぎるとしっかり雑草生えてきます...。
5㎝くらいを目安に均すのがベスト!(^^)!
提案しない2.植栽スペースに明確な区切りがない
植栽スペースをきっちり区画するのは大切です‼そうしないと、生えてほしくないところからどんどん生える...。
植栽スペースは手入れの行き届く範囲で設置するのがコツです♪ プランター等を使用するのもGOOD(*^-^*)
生えてほしくないところは『土間コンクリート、レンガ、インターロッキング、石張り、防草シート+砂利、人工芝』等しっかり雑草対策をして、メリハリのあるお庭にするのがコツです!
明確な区画があれば、お手入れの際も「どこから手を付けていいか分からない(-_-;)」 なんて事態とはもうおさらばです‼
さらに、自分にあった広さの植栽スペースならお手入れのハードルも下がって一石二鳥♪
そして、植栽スペースは線ではなく面で仕切るのがコツです!
【↑線で仕切ったケース】
結局は跳び越えて周りからも生えてくる。
【↑面で仕切ったケース】
植栽スペースは最小限に留め、周りは雑草が生えない素材でしっかり舗装。
提案しない3.植栽で目隠し
お庭の目隠しを植栽で代用する方法、意外とやりがちですよね。実際に、生垣などで隣地境界線をぐるっと囲むようなお庭をよく見かけます。
一つ言わせてください‼
目隠しが欲しいなら選択肢は『目隠しフェンス一択』です‼
植栽は一度植えたら、住んでいる間ずっとメンテナンスが必要です!このことを忘れないでください。
シンボルツリー...よく聞きますが、お庭のシンボルは植栽でなくても、 他でいくらでも代用出来ます。
お庭のシンボルをあえて木にする意味とは...?
みんな植えてるからと、とりあえずでシンボルツリーを植えようとしていませんか?
先ほども言いましたが、植栽は自分で手入れが出来る範囲に留めましょう⚠
何十年も手入れし続けられる自信がある方のみ植えることをおススメします(笑)
番外編:実はあまりおススメしたくない1.天然芝
お庭を持ったら誰もが一度は憧れる天然芝。実は手入れの大変さ『圧倒的ナンバーワン』です。
キレイな芝生を維持するには定期的な芝刈り、砂入れ、草取りは必須事項。時間と労力のかかり方が比になりません。
広範囲に植えてしまうと、芝のお手入れをするのに一日潰れてしまいます。
さらに、芝生は横に根を伸ばしながら成長するため、しっかりと仕切りを設けていないと、広範囲に植えていなくても、気づいたら生えてほしくないところまで浸蝕しているケースがほとんどです。
そして芝の厄介なところは、手ではなかなか抜けない所。
「手入れが大変だから芝を撤去し、雑草が生えない素材に変えたい」とご相談に来られる方も多いのですが、業者に撤去を依頼する場合、根に付いた土をキレイに除去する必要があるので、一度植えてしまうと処分費がかさむので注意が必要です。
芝生のお手入れを趣味として楽しめる方にはおススメですが、一度よく考えてから植えましょう。
最後に
将来、年をとったときのことも考えて、この先ずっと住んでいく"住まい"だからこそ、最初の長期的な外構計画は欠かせません。
最後までご覧いただきありがとうございました。少しでも皆様のお役に立てたら幸いです。
外構工事は皆様の要望やお悩みに真摯に耳を傾け、一緒に解決策を考えてくれる業者さんに依頼しましょう。
宮城・仙台で外構・エクステリアご検討中の方、お庭のお悩み是非一度お気軽にご相談ください‼
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