「庭はあとでゆっくり考えても遅くないですよ」
そう、住宅メーカーの営業マンから言われ、
建物の打ち合わせに集中する日々。
しかし、家が完成に近づいた頃──
気づいたときには、外構にかけられる予算が、もう残っていなかった...。
どうにかならないかと、ようやく私たちのもとへ。
でもそのときには、私たちにもできることが限られていました。
そして最後に、そっとこぼされた一言。
「もっと早く相談すればよかった...」
どれほど悔しかったことでしょう。
そのお客様の目からは、大粒の涙がこぼれていました。
しかし、これはその営業マンが悪い訳ではありません。
だって彼らは「家を売る事が仕事」なのですから。